インプラント治療をより安全・確実におこなうためにも、設備の充実は非常に大切なことです。インプラント治療は通常の歯科治療とは違い、歯茎の骨にインプラント体を埋入する外科手術が必要となるため、医師による高度な技術と多くの実績が重要となります。それに伴い、より確実に治療を成功させるためにも、最新の設備や医療機器を導入することも必要になるのです。当院では、患者さんが快適で安心した治療を受けて頂けることを第一に考えた医療機器を揃えております。
設備の種類
個室治療室の設置
患者さんによっては、治療をおこなっていることを他の人に見られたり、知られたりすることを嫌う方もいらっしゃいます。当院では、患者さんのプライバシーの保護のために、全ての治療室を完全個室にしているため、治療内容を他の人に知られることなく安心して治療を受けて頂くことが可能です。
個室の手術室の設置
インプラント治療は手術を伴う治療であるため、衛生管理の徹底は非常に重要になります。インプラント治療が失敗してしまう原因の一つとして、手術中の細菌感染があるため、必ず衛生的な環境で治療をおこなう必要があります。当院では、大学病院と同等の個室の手術室を設置しております。手術中は清浄度クラス10000に保たれており無菌状態での治療が可能です。
歯科用CTの導入
インプラント治療をより安全、確実におこなうために歯科用CTの導入も重要です。歯科用CTは医科用CTと違い、超高解像度画像から広範囲撮影まで可能となり、医科用CTの約5倍の情報量を得ることができます。またX線照射量が医科用CTの約1/10となるため、被爆量が非常に少ないです。歯科用CTで顎の骨の硬さや形、神経の位置などをより詳細に確認しながら診断するためには、コンピューターシミュレーションに適応できる歯科用CTが必要なため、高品質のCTの選択が重要となります。 当院では、最先端の歯科用CTを保有しており、より精度の高い診断が可能です。また、CT撮影後にインプラント手術シミュレーションソフト「Nobel Clinician」を使用することで、患者さん一人一人にとって、最も適した治療計画を患者さんと共に立てております。
治療器具の滅菌・消毒の徹底
当院では、口腔内で使用する器具はすべて、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)などの専用の滅菌器で滅菌をおこない、細菌やウイルスを除去してます。さらに歯を削るために使用するエアータービンやエンジンは、内部が非常に複雑な形態をしているため、滅菌することが難しいとされていましたが、EXクレーブを導入してエアータービンやエンジンも高温で滅菌をおこなっています。 また口をゆすぐためのコップやエプロン、医師が装着するグローブなどの使い捨てが可能なものは、患者さんごとに交換することにより、院内感染を防止しています。
口腔内スキャーナーによる歯や歯茎のスキャニング
今までは歯の印象を取るために、印象材を使用して歯型を取っていましたが、口腔内スキャナーの導入により、歯や歯茎を高速でスキャンすることが可能になりました。 当院では、3Shape社のTrios3を導入しており、デジタルスキャンされた歯や歯茎の情報は保存されてCAD/CAMシステムにより、インプラントの上部構造や人工歯を製作しております。
高度なCAD/CAM技術による人工歯の製作
当院では、人間の手では不可能な精度の人工歯を製作するため、AMANNGIRRBACH(アマンギルバッハ)社のオールインハウスCAD/CAMシステムのceramillを導入しております。ceramillは、高い操作性で短時間に高精度な補綴物を製作することが可能となりました。 さらに、現在考えられる最高級機種である、インプラントやジルコニアセラミック専用のCADCAMミリングマシーン「ジルコニアミリングマシーン」の導入もしております。3Dで人工歯のデザインをおこない、精度の高いジルコニアセラミックを削りだします。
インプラントを正確に埋入するインプラントナビゲーションシステム
当院で導入している、インプラントナビゲーションシステムであるNavident(ナビデント)は、コンビームCT画像を地図のGPSのように測定することで、ドリルと患者さんの顎の位置を追跡し、事前に計画されたインプラント埋入位置へナビゲートする、脳外科やその他の先端医療にも使用されている画期的なナビゲーションシステムです。死角を作ることがないため、広い視野を保つことが可能です。さらにドリルの先端位置がNavidentの画面に正しく表示されているかどうかも容易にチェックすることが可能です。