顎の骨量が少なくても可能なオールオン4|大分県の新港イトセ歯科

顎の骨量が少なくても可能なオールオン4

全ての歯を失っている場合や、残存歯が数本しかなく将来的に残すことが難しい場合、従来のインプラント治療では歯の機能と見た目を回復させるために、8本~14本のインプラント体の埋入が必要でした。また、総入れ歯を長期間使用していた場合、顎の骨が痩せていることが多く、インプラント体を埋入するための十分な骨量が足りないことから、骨造成などの手術が事前に必要なケースもあり、身体的・経済的負担はとても大きなものでした。しかし、インプラントの治療法「オールオン4」によって、最小4本のインプラント体を埋入することで12本の歯を支えることが可能になりました。

オールオン4は、事前のCT撮影で得たデータを基にコンピューターシミュレーションをおこない、インプラント体のもっとも適した埋入位置や角度などを決定します。それにより、インプラントにバランスよく力がかかるため、顎の骨量が足りない方でも少ないインプラント体で12本もの人工歯を支えることが可能となるのです。

オールオン4のメリット

しっかりと噛むことができる

総入れ歯の方の咀嚼力は、天然の歯と比べると2〜3割程度だといわれています。そのため、噛むことが困難な硬いものなどは食べることができない場合もあり、食べ物が制限されてしまうこともあります。しかし全ての歯を失った場合でも、オールオン4であればインプラント体を顎の骨に埋入することによって、硬いものでもしっかりと噛むことができますし、噛んだ刺激が直接顎の骨に伝わることによる脳の活性化にも期待ができます。

治療期間を短縮できる

通常のインプラント治療は、顎の骨にインプラント体を埋入してから、骨とインプラント体がしっかりと結合するまでの治癒期間を要するため、入れ歯やブリッジといった他の治療法に比べて治療期間がどうしても長くなってしまいます。また、骨量が足りない場合には骨造成手術などが必要になることから、治療期間はさらに長くなります。しかしオールオン4は、X線やCT撮影で得たデータを基にコンピューターシミュレーションをおこない、治療計画を立案した上でガイドシステムを用いた「即時負荷」という治療法によって、早期の段階で仮歯を装着することが可能となり、治療期間の短縮にも繋がります。

身体的・経済的負担が軽減できる

インプラント体の埋入本数が多くなるほどかかる費用は高くなり、身体的負担も大きくなってしまいます。しかしオールオン4は、最小4本のインプラント体で12本の人工歯を支えることができるため、従来のインプラント治療に比べて身体的・経済的負担を軽減できます。また、埋入するインプラント体の本数も少ないことから、手術時間を短縮することも可能ですし、術後の腫れや痛みも最小限に抑えることができます。さらに、従来では骨造成手術などが必要な場合でも、インプラント体の埋入角度や位置を事前にシミュレーションすることによって、骨量を増やす手術をせずとも治療をおこなうことが可能です。

審美的にも優れている

オールオン4は連結した12本の人工歯を作製するため、キレイに整った歯並びを実現することができます。さらに歯茎も人工的に回復できるため、歯茎のラインやボリュームも整えられ、審美的に優れた治療を可能とします。また、インプラント体を顎の骨に埋入することにより噛む刺激が直接骨に伝わるので、骨吸収を防ぐことにも繋がります。

外科手術が必要になる

総入れ歯の場合、外科手術は必要ありませんが、オールオン4は顎の骨にインプラント体を埋入する外科手術を伴うため、少なからず身体的な負担がかかってしまいます。

場合によってはご自身の歯を抜く必要がある

通常のインプラント治療は、歯を失った箇所にインプラント体を埋入するのですが、オールオン4の場合は全ての歯がない状態でおこなうため、もしも残存歯が数本ある場合は歯抜くかなければなりません。ですが、将来的に残すことが困難な状態の悪い歯の場合は、放置しても噛むことができないばかりか顎の骨の吸収にも繋がりますので、無理に残しておかない方が良いケースもあります。

まとめ

オールオン4は外科手術を伴いますが、顎の骨とインプラント体が結合していることから、しっかり噛むことができ審美的にも優れています。さらに、骨の吸収を防ぐだけでなく噛む刺激が脳に直接伝わるため、脳の活性化にも期待ができます。 当院ではオールオン4を取り扱っております。歯を全て失ってしまった場合の治療法として、総入れ歯かオールオン4かで悩んでいる方は、一度歯科医院にご相談頂くことをお勧めいたします。

新港イトセ歯科のオールオン4

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