11Apr
今回は現在使用している入れ歯(義歯)に強い不満のある患者さんの入れ歯の作り変えのケースです。
上の顎の入れ歯が落ちやすく見た目も悪いため長年悩んでおられたようでしっかりとした落ちたりしない入れ歯を作ってほしいとの希望でありました。患者さんは中津からお見えでしたのでなるべく通院回数が増えないように配慮して治療を行ってきました。
部分入れ歯の場合はひっかける歯がありますので何とか入れ歯が落ちたり動いたりしないようにできますが今回のような総入れ歯でも特殊な技法を使用して吸い付きのよい入れ歯を作ることは可能です。高吸着義歯(吸い付きのよい総入れ歯)によって良好な治療結果を得ておりますので総入れ歯でお悩みの方は当院へご相談いただければと思います。
高吸着義歯の製作工程
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- 歯型を既製のトレーにて取ります。→技工所で石膏を流し石膏の模型を作ります。
- 個人トレーにて再度歯型を取ります。→口腔内の状態を的確に記録するために行います
- かみ合わせの採得→上顎と下顎の高さを記録し顔の中央に歯の中央が合うように記録します
- 試適→前回のかみ合わせの記録を元に人工歯を配列し患者さんに実際に見ていただきます。歯の色、口唇からの歯の見え方、口腔内の装着感などを仮の状態で把握することができます。この工程で最終的に仕上げてよいか患者さんに確認します。総入れ歯の場合は噛んだときに入れ歯によって歯茎の粘膜が実際に沈み込んだ状態を記録する作業も行います。
- 最終仕上げ→かみ合わせの調整と噛んだときに痛いところがないか確認しあれば入れ歯の内面を削合し調整いたします。
今回の患者さんは高吸着の上顎の総入れ歯で製作しました。
口腔内に入れても非常に安定しなかなか取れないほどで患者さんは満足されておりました。
新港イトセ歯科
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