27Dec
上顎の骨は下顎の骨に比べて非常に柔らかい場合が多くしかも骨の幅や厚みも少ないことが多いのでインプラントを埋入するにはより高度な技術が必要となります。
上顎の解剖学的特徴として鼻腔や上顎洞といった空洞が存在するためそれらの空洞をできる限り破らないように配慮する必要がございます。そのためにはまずCT撮影を行った後のインプラント埋入シュミレーションが必須となります。そのシュミレーションの熟練度により診断のとおりインプラントが成功するかどうかが決まるといっても過言ではありません。50年以上前にブローネマルクらが提唱してきた技術にバイコーチカルテクニックというものがあり当院では今でもこのテクニックを踏襲しインプラント埋入を行っております。
今回のような上顎の全体的な治療の場合は先ほどの空洞を避けるようにインプラントを埋入するためまずインプラントを埋入できる本数が限られてきます。あとはインプラントが2か所で皮質骨をとらえ十分な初期固定を得ることを目指します。十分な初期固定を得ることで即時負荷は可能となり患者さんには早期の歯の回復を提供することができます。
2か所の皮質骨とは骨頂と骨の唇側もしくは頬側、さらには上顎洞前壁の皮質骨、鼻腔底のいずれかとなります。これらのことを確実に行うことで長期的にもインプラントの安定に役割を果たすことと思われます。
- インプラント1本16~24万円(税込)
- ※インプラント治療は自由診療(保険外診療)です。
- ※平均的な治療期間は3~6ヶ月、治療回数は6~15回程度です。
- ※インプラント治療終了後は年に3~4回程度定期健診に来院するようにご説明しておりますがそれに応じない方や個人のブラッシングの状況によりインプラント周囲に炎症が起こる場合がございます。
新港イトセ歯科
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